05/15
こちらから続いてます。
南大東島の日帰り旅の続きだよ。
滅多に行けない離島の旅、わくわくするね。
11:00に南大東空港のロビーに出ると、ホテルよしざとのお迎えのおじさんが待機していたので、声を掛けます。
名前を伝えても、?って反応だったので、レンタカーの予約をしてますって説明して。
宿泊の人達と一緒に、送迎のワゴン車に乗ったのでした。
何故か、レンタカー予約の私は助手席に乗るよう言われて。
別に、ナビとしての役割が有る訳じゃあないですよね(^^;。
少しでも早く降りて、手続きをする為なのかな…?。
実際、元々の滞在時間が5時間30分しか無くって、そこから飛行機が20分遅れてますし、帰りの送迎の出発時間を差し引くと、車で走れるのは4時間しか有りません。
でも、小さな島なので、一通りは見て回れたよ。
てゆーか、ぐるっと3周位は出来ちゃいました。
ワゴン車は、超安全運転で宿へと向かって。
あちー。
窓を開けて風を入れていても、やっぱり暑いのです。
これじゃあ、レンタサイクルは勿論、レンタバイクでもきつそうな感じ。
さあて、それじゃあ、レンタカーで出発だよ。
まずは港へ行ってみましょう。
テキトーに走って行くと、何となく港に着きました。
港というよりも、単なる防波堤、岸壁なのです。
外洋からの波が、容赦なく押し寄せていて。
怖っ。
何とゆーか、本能的な怖さを感じるのですよね。
路面が濡れているのは、ここまで波が来ているってことなのですし。
あんまり深入りすると、確実に遭難します…。
並べられた大東海運の5tコンテナが、辛うじて港っていう主張をしている感じ。
更に少し進むと、漁港に辿り着きます。
ここは、まるで要塞なのです。
鉄壁の守り。
こうでもしないと、荒波に攫われちゃいますものね。
「写真で見る、第4種南大東漁港、整備の歩み」っていう沖縄県設置の解説を読むと、「長年の夢かなう」「平成12年11月共用開始」「村民総出の祝賀会」との文字が並んでいました。
遠くには、北大東島が望めます。
おじゃりやれ南大東漁港。
私は、漁港を見下ろす一番高いところに登って、海と島を眺めていたのでした。
白い岩の道を辿って、またレンタカーを走らせましょう。
途中、バイクとレンタカーの、観光客らしき方をお見かけしたです。
他には人気が全然無いよ。
それはいいのですが、突然左から茶色っぽい鳥が走り出て来て、轢きそうになったですよ。
び、びっくりしたあ。
ブレーキとハンドルで何とか回避。
ヤンバルクイナかと思った…。
多分、地元の方が飼っているニワトリだと思うのですけど(^^;。
そんな感じに、南大東空港の裏側に出ました。
気怠い雰囲気だあ。
一応、空港にも寄ってみましたが、当然ながら無人で。
カフェは営業しているのでしょうけど、人の気配が有りません…。
更に進むと、展望台が有ったので、登ってみます。
日の丸山展望台で、標高56メートルとのことです。
南大東島は、中心部が凹んでいる感じの地形だね。
レンタカーを借りた、ホテルよしざとの建物が見えました。
そろそろご飯を食べたいので、一度、南大東島の中心街、在所に戻りましょう。
てゆーか、ナチュラルに一回りしてしまったみたい。
はい、私のお昼ご飯です。
って、こら。
大東寿司とか、大東そばとか、インガンダルマとか、食べるべきものは他にいっぱい有るのにい。
拘りが全く無いからなあ(^^;。
Aコープで買い物をしたりしたよ。
このAコープ、結構長く開いています。
朝の09:00から夜の20:00まで。
品揃えも良くって。
レシートの電話番号を見ると、局番は一桁なのですね。
何のお店か良く分からないケンチャンストアーでは、だいとう新聞を眺めます。
南大東島の、細々とした話題をチェックだよ。
今年の、島の小学校の卒業生は12名。
男女比が3:9って感じだったような。
随分と偏ってます。
中学校の卒業生は、7人位?。
高校に進学するなら、島を出て下宿するしか有りません。
大変だあ。
その後、シュガートレインの廃線跡を見に行きます。
いくつもある溜池の横を通って。
車のナビでは良く分かりませんが、Googleマップには、しっかり廃線跡が出て来ます。
道路を斜めに横切る線路を眺めて、当時のことを思い浮かべてみたり。
路線は、結構広大だったみたいなのです。
シュガートレインの実物は、役場の近くに展示されていました。
蒸気機関車と、ディーゼル機関車と、客車。
ちゃんと屋根は有りますが、かなり痛みが進んでいます。
ちょっと可哀想な感じ。
これは、途中で見付けた神社への参道です。
秋葉神社って名前みたい。
防風林が、参道沿いにずっと続いていて。
護りは盤石って感じ…?。
不思議な光景でした。
旧南大東空港は、ラム酒製造の工場になっています。
ここも見たかったポイントなのですが、余りにも何もないところにぽつんと有るので、一度、全く気付かずに通り過ぎちゃいました。
滑走路の位置とかは、イマイチ良く分かりません。
そして、天然の海軍棒プール。
凄く急な坂道を降りて行って。
空も海も、青いのですよ。
南国って感じだあ。
ちょっと泳ぎたくなっちゃいました。
潜ってみたりしたら、楽しそうなんだもん。
海をぼーっと見ていたら、何だか眠くなってしまったので、ちょっとだけお昼寝。
ここって、ハブは生息してないですよね。
虫はいっぱい居ましたけど。
大池のオヒルギ群生地。
ここも、入り口が分かりにくいったら!。
そもそも、オヒルギってなあに?。
実は、マングローブのことみたい。
「内陸封鎖型のマングローブとして世界的にも珍しく、国の天然記念物」なんだそうです。
良く分からないまま、私は展望台に登ったのでした。
またまた、在所に戻って、と。
そろそろ道を覚えちゃいました。
野外には、ミニステージが有ったよ。
ここで是非、スクールアイドルのライブをですね。
いいかもっ。
人気は無いけれど、立派な役場を眺めて、郵便局で風景印を貰ったら、私の旅もそろそろ終わり。
お魚の風景印なのです。
郵便局の建物も、立派だったよ。
地元の方が、ゆうパックの発送に来ています。
「さとうきびは島を守り島は国土を守る」
大東糖業の煙突に書かれたこの文字は、絶対に見ておかなくっちゃ。
心に刻んでおきます。
そんな感じに、ホテルよしざとに戻って、レンタカーを返却したのでした。
メーターから計算するので、給油はしなくってもいいそうです。
燃料代込みの料金は、7,000円位だったかなあ。
忘れちゃいました。
特に領収書も出ませんでしたし(^^;。
天気が良くて良かったですね、って言われて。
はい、満喫しました♪。
沖縄は丁度梅雨入りしたのに、助かったです。
でも、ここは沖縄本島とは気候が違う、みたいなニュアンスでした。
また送迎のワゴン車に乗って、工事関係の人達と一緒に、空港へと戻って来たよ。
売店で絵葉書を買って、郵便マニアの友人宛て、投函をしておきます。
絵柄は、「フェリーだいとう」の吊り篭と、シュガートレイン。
他に、コルコルのラム酒ケーキとトウモロコシを購入して。
ケーキは「芳醇←70日間→まろやか」って記載が有って、帰宅後、まろやか期間に食べてみたのですが、きょーれつにラム酒だったです。
酔う~。
お酒が苦手な人には、かなりきっついかも(^^;。
フライトには、まだかなりの時間が有って、展望台に登って飛行機の到着を待ってみますが、なかなか到着しないなあ。
飽きた…。
暑いー。
待ちくたびれた頃、エンジン音が聞こえて来て、ボンバルディアが到着したよ。
展望台では、3人程が写真を撮っています。
この便は、北大東島からの経由便なので、待合室は一瞬だけ人でいっぱいになりました。
経由便にも乗ってみたかったけれど、曜日によって、どちらの島が先回りか決まっているので、これはどーにもなりません。
16:10に南大東島を離れ、何だかすっごく満喫した気持ちになって。
大満足。
那覇には17:25の到着。
戻って来ましたあ。
空港内でご飯を食べて、帰るです。
レストランは、何となく和食のお店へ。
紫芋やゴーヤの天ぷらが、沖縄らしかったね。
私は、ゴーヤの苦みが、あまり得意では有りませんけど…。
サクララウンジでは、ちょっとだけ泡盛を飲んで、のんびり過ごします。
新しいサクララウンジは、迷路みたいな造り。
てことで、予定通りに、日帰りで羽田へと帰って来たのでした。