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Channel: ゆかねカムパニー2
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■天体のメソッド 第9話「さよならの意味」

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 ノエルがみんなと一緒に居られるよう、汐音はひっそりと引っ越すつもりみたい。
 折角、乃々香と仲直り出来たのにな。
 全部自分で背負い込んでしまうのです。
 もっと、みんなを頼って、相談とかすればいいのに。
 ノエル本人の意思だって、何も確認していないよ。
 汐音はそういうコに育ってしまったから、仕方無いのですけど。

 ああいう役割なのは、汐音だって、かなりきつくて辛い筈なのに。
 その辺りは、乃々香がちゃんと気付いてあげて欲しかったな。
 乃々香ってば、ノエルの話は聞かないですし、汐音の事情も突っ込んで聞かないですし。
 プラネタリウム当日には来てくれるだなんて、それは勝手な思い込みなのですよー。
 準備するところからみんな一緒で無くちゃ、意味が無いと思うのに。

 この作品、人間関係が実はそんなに密接じゃ無くって、行動力は全て別な方向に向けられちゃっているみたい。
 見ていて、凄くもどかしいのです。
 幼い頃のみんなが素直で、まとまりも良かっただけに、そこは残念って言うか。
 勿体無い気がするよ。
 住んでいる場所が遠く離れているのも、多少は影響しているのかしら。

 ノエル自身、みんなの願いを叶えることが目標なんですもん。
 円盤とノエルが消えてしまっても、それがノエル自身の願いなら、受け止めてあげなくっちゃ。
 文化祭には行けない、って言ったときのノエルは寂しそうだったけれど、願いが叶いそうってときには、凄く嬉しそうだったのに。
 ずっと願いが叶わなかったら、ノエル自身に悪影響が出ちゃいそう。
 汐音も、それはちゃんと確認しなくっちゃ。
 なんてことを、もやもや思いながら見つつも、存在感を増しつつある湊太に、ちょっと期待してみたりもするのでした。

 そして、この作品の景色は、やっぱり何処か懐かしくって。
 バスがトンネルに入るところとか、北海道の峠道って、みんなあんな感じですもん。
 道路標識に出ていた「絹生」と「鈴木乃」って、最初何のことだか…。
 麻と絹、薄と鈴木なのですねえ(笑)。


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