オーシャン東九フェリーが発着する東京フェリーターミナルには、こんな案内が掲げられています。
今は亡き航路が、ここだけ健在だね。
私も、苫小牧へのフェリーには乗ったことが無いのですが、那智勝浦へのフェリーなら一度だけ乗りました。
あと、十勝・釧路へのフェリーも、乗るだけは乗った(^^;。
苫小牧へは、今もRORO船が就航していて、その昔、私が物流関係の部署に居た頃は、日本通運の北海道定航課とやり取りが有ったです。
栗林商会は敵だったり…。
いやいや(^^;。
ブルーハイウェイライン「さんふらわあくろしお」が隔日で行き来していた頃の乗船券、今も手元に残っています。
私が初めて乗った、最初の長距離フェリー。
あのときは、デッキから出航を見届けて、レストランでご飯を食べて、お風呂に入って、景色を眺めて。
始まりの場所では、おなじ海の色なのかな。
船内の過ごし方は、今も昔も変わりません。
じゃあ変わるのはなんだろう。
時の流れと願い?。
パンフレットも有りますよー。
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「浴衣でくつろぐ船の旅」がコンセプトなのですって。
エントランスホールは、ダンスホールとしても使えるんだとか。
フェリーでダンス♪。
今では、そんなこと、考えもしませんよね。
個室化とカジュアルフェリー化への流れの中で。
そう言えば、那智勝浦には仮眠所が有りましたね。
パンフでは、東京から紀伊半島への旅を提案したりもしていますが…。
車が有るなら、帰りにわざわざ午前03:00に発着のフェリーに乗ったりするのかはともかく(^^;。
近海郵船「ブルーゼファー」は、就航初日、お友達の見送りで東京フェリーターミナルまで行って。
車での送り込みです。
当時は、りんかい線もゆりかもめも未開業なので、バスは新木場から都営バスが出ていました。
乗船口まで行ってみたら、改札のおじさんが私達も船内に入れてくれたのでした。
今でも、こういう対応はして貰えるのでしょうか…?。
船社によっては、「お見送りの方はそろそろ下船を…」的な船内放送が流れたりはしますけど。
ファーストツインの船室は立派だったな。
船内をぐるっと回って、岸壁から出航して行く「ブルーゼファー」を見送ったのでした。
この「ブルーゼファー」、最終航海のチケットをお友達が取ってくれたのですが、私の仕事が忙しくって、結局乗れなかった苦い思い出が有ったりもします。
こちらも、パンフレットが有るです。
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十勝港にはバスが無く、タクシーで行くしか無いのですね。
ミーティングルームには、OHPを装備です。
OHPだなんて、懐かしい。
パワーポイントをプロジェクターで、なんて時代では有りませんでしたもの。
ちょっとだけ昔の思い出話。
でもまあ、そんな懐かしさにひたるより、いまはいまの楽しさで、いまはいまを楽しんで、それが一番かなあって私は思うのです。
確かに、航路自体が減り、フェリーのカジュアル化っていう画一化も進みましたが、居住性は確実に改善されているのですし。
それを楽しめないっていう人は、フェリーの旅が嫌いなんだと思います。
その昔のフェリーは、乗り場への行き方も等級による違いも予約の仕方も、何もかもが謎でした(^^;。
敷居はむしろ低くなっていて。
フェリーの旅の良さは、乗ってみなければ分かりません。
実はそれが、一番の敷居の高さなのかもしれないね。
とにかく乗ってみて、嫌なことはみんな海に沈めちゃえ!(笑)。