「家の食事の質が上がった」とか、そういうの、泣けて来ます…。
せめてもの罪滅ぼしってことなんですもの。
にしても、娘に過酷な試練を課すのはともかく、それを全く気取らせ無い親って、ある意味怖いのです。
自分のことより、むしろ辛い筈なのに。
美森がまさにそう。
まあ、この作品では、大赦側の描写が一切無いので、その辺りの事情は分かりませんけど。
美森が園子に会って、真実を聞くことに、特別な制限はかからず。
意外です。
大赦としても、園子の意志には干渉出来ない、か。
結果、美森がああいう行動に走ること、少なくとも園子は分かっていた筈。
それで、園子が出て来たら、一体どうなっちゃうんだろ。
園子が望んでいること、全く読み取れなかったもん。
まさか、もう死にたい、ってことなのでしょうか。
美森にしても、自殺を試みたとき、外の世界の真実を知ったとき、そのときの描写が丁寧でリアルで、見ていて全く同じ気持ちになりましたもん。
脂汗もかくし、嘔吐だってします。
普通に生活していたら、そんなこと、まず経験しないと思うのに。
前回の風の気持ちも、そんなだったのでしょうね。
今更ながら、風の立場が分かっちゃいました…。
美森の行動、あれはあれで有りだと思うのです。
本人が言っていた通りですもん。
友奈との出会いまで大赦の思惑通りなんて、だって、そんなのないよ!。
後はもう、友奈に全て委ねるしか有りません。
全て終わらせること。
さすがに、これ以上、あのシステムを使って世界を延命させるのは、無しにして欲しいかな。
これで最後に。
良くも悪くも。
勇者としての友奈に、結論は全て任せます。
やつぱり、勇者部の五箇条は大切にして欲しいと思うのでした。
それが、最後の最後に残る希望だもん。
そして、みんな無事だったら、いつまでもずっと友達、っていうのを追加して下さいね。