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Channel: ゆかねカムパニー2
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■結城友奈は勇者である 第10話「愛情の絆」

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 「家の食事の質が上がった」とか、そういうの、泣けて来ます…。
 せめてもの罪滅ぼしってことなんですもの。
 にしても、娘に過酷な試練を課すのはともかく、それを全く気取らせ無い親って、ある意味怖いのです。
 自分のことより、むしろ辛い筈なのに。
 美森がまさにそう。
 まあ、この作品では、大赦側の描写が一切無いので、その辺りの事情は分かりませんけど。

 美森が園子に会って、真実を聞くことに、特別な制限はかからず。
 意外です。
 大赦としても、園子の意志には干渉出来ない、か。
 結果、美森がああいう行動に走ること、少なくとも園子は分かっていた筈。
 それで、園子が出て来たら、一体どうなっちゃうんだろ。
 園子が望んでいること、全く読み取れなかったもん。
 まさか、もう死にたい、ってことなのでしょうか。

 美森にしても、自殺を試みたとき、外の世界の真実を知ったとき、そのときの描写が丁寧でリアルで、見ていて全く同じ気持ちになりましたもん。
 脂汗もかくし、嘔吐だってします。
 普通に生活していたら、そんなこと、まず経験しないと思うのに。
 前回の風の気持ちも、そんなだったのでしょうね。
 今更ながら、風の立場が分かっちゃいました…。

 美森の行動、あれはあれで有りだと思うのです。
 本人が言っていた通りですもん。
 友奈との出会いまで大赦の思惑通りなんて、だって、そんなのないよ!。

 後はもう、友奈に全て委ねるしか有りません。
 全て終わらせること。
 さすがに、これ以上、あのシステムを使って世界を延命させるのは、無しにして欲しいかな。
 これで最後に。
 良くも悪くも。
 勇者としての友奈に、結論は全て任せます。

 やつぱり、勇者部の五箇条は大切にして欲しいと思うのでした。
 それが、最後の最後に残る希望だもん。
 そして、みんな無事だったら、いつまでもずっと友達、っていうのを追加して下さいね。


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