円香は、色々とアレな妹だったのでした。
「お兄ちゃん」て呼び方のバリエーションを色々やってくれたのは嬉しかったけれど、なら声音もちゃんと変えてくれないと…。
中途半端なのですよ。
妹としてちゃんとしているかは、そういうところで決まります。
駄目じゃん(笑)。
だから、和人と生き別れ(?)になってしまうのですよー。
なあんて言ったら、さすがに可哀想ですけど。
円香は円香なりに、一生懸命に兄を思ってくれていて。
霧姫のところへ置いておくのは、妹として絶対に認められませんし。
霧姫のことを全然知らなくっても、その判断は正しいのです。
いや、でも、円香ってば、サイボーグか何かなの…!?。
マンションの窓をぶち破って、霧姫の部屋に飛び込んで来ましたけど!。
怖っ。
霧姫の家の住所とか、どうやって調べたのやら。
眼つきもイっちゃってますよお。
常に背負ってるでっかい楽器のケース、中には一体何が入っているの。
そもそも、秋山忍のこと、恨み過ぎでしょー。
和人と霧姫は、随分と冷静に、円香の精神状態を分析していたけれど。
いやいや。
そもそも、和人の声が聞こえないなら、どうして犬を和人って認識したんだろ。
それが凄く気になるよ。
通り魔の方は、円香とは別人のような気がしますけど、通り魔なんぞどーでも良く思えてしまうような、ヤンデレ円香なのでした。
霧姫といい、和人はそういう女の子を引き寄せる体質なんじゃ…。
当然ながら、霧姫も和人の前に他の女が出て来るのは、気に入らないらしく。
和人、全く自由が有りません。
将来的には、和人が振り回されているように見えつつ、実は和人が全てをコントロールしている、そういうカタチに持って行くのが理想では有ります。
頑張って。
取り敢えず、円香を何とか落ち着かせないと…。
霧姫×円香じゃ、まとまるものもまとりませんよねー。
見ている分には、超人の対決!的な面白さは有るのですけど。
主人公は犬なので、自分では何も出来ないから、誰かが止めてくれるのかなあ。
それとも、本で全てを解決しちゃう…?。